名僧行基菩薩の手による一刀三礼の霊佛とも言われている宇納間地蔵尊は、美郷町北郷地区の鉄城山山頂に祀られています。 この霊佛は、平安朝の末期、天台の僧・正岸僧都が諸国行脚の際日向路を訪れ、小原地区の市木に寺を建立、地蔵菩薩をご本尊として祀られたのが由来とされ、その後鉄城山の地蔵堂に移奉されました。「火伏せ地蔵」として火災予防の信仰を集めており、毎年旧暦の1月24日を中日として3日間に「宇納間地蔵大祭」が開催され、多くの参拝者で賑わいます。 2025年の大祭は、2月20日(木)から2月22日(土)までの開催が予定されています。
期間中は山頂周辺が歩行者天国となり、地場産品や土産の販売、各種イベントが行われます。最終日には「宇納間地蔵エイサー」で祭りをさらに盛り上げます。
宇納間地蔵尊に向かうには、まず全長寺仁王門をくぐり、365段の長い石段を登る必要があります。この石段を登って先に宇納間地蔵尊が祀られており、参拝者はその過程も含めて信仰の証としています。宇納間地蔵尊は、火災予防のご利益があるとされ、特に台所にお札を貼って良いと伝えられています。大祭の期間中は多くの人々がこのお札を求めて訪れます。
【開催期間】2025年2月20日(木)〜22日(土)8:30〜17:00
※旧暦1月24日を中日とした3日間
※最終日は16:00まで
【開催場所】全長寺周辺(Google Maps)
【アクセス】
・東九州自動車道 日向ICから約45分
・美郷町役場から車で約10分
・JR日向市駅から車で約45分
【参考リンク】美郷町役場 美郷町観光協会
【天気予報参考リンク】全長寺の天気 美郷町の天気