百済王族伝説の証!1300年の伝統が物語る「師走祭り」

「師走祭り」は、毎年1月下旬の金〜日曜の間、木城町にある比木神社の一行がフクロガミを奉じて、約23里(約90km)におよぶ決まりの道を美郷町南郷の神門神社まで巡行し、そこに滞在して3日間を過ごすという全国的にも珍しい形式の祭りです。
このお祭りは、異国神(百済王の一族)がこの地に定着したとする由来伝説が語り継がれており、百済王族である禎嘉王と、その息子の福智王が年に一度対面する儀式で、千年以上にわたり連綿と受け継がれているとのことです。
神門神社に向かう「上りまし」では、夕闇迫る神門神社付近で天をも焦がさんばかりのかがり火を焚いて王子を迎え、「中日」には、農・畜産の神様「山宮さま」の前で舞ったり、石塚に石を運んだりと、夜通し神事が執り行われます。

そして、一行が帰路につく「下りまし」の際には、「オサラバ」と称して、へグロ(墨)を顔に塗り、ショウケ(竹で編んだザル)などを振って送る習わしも見られるなど、地域住民の素朴な信仰形態が見られます。
1300年の歴史が物語る「師走祭り」。
百済王族の伝説や文化財など神秘的なお祭りを体感してみてはいかがでしょう?

【開催日時】
2024年1月19日(金)から21日(日)

【開催場所】
東臼杵郡美郷町南郷地区神門神社を中心とした地域

【アクセス】
電車、バス:JR日向市駅→バス1時間30分、バス停「百済の館前」下車、徒歩すぐ
車:東九州道日向ICから国道446号経由40km 約50分

【参考リンク】
美郷町

【天気予報参考リンク】
美郷町の天気予報 神門神社の天気予報

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